交通事故の弁護士向け研修を受けてきました

先日,どうしても受けたかった交通事故に関する研修を受けてきました。自費で。

株式会社自研センターが実施する,弁護士向けの研修です。

千葉県市川市の二俣新町駅近くの自研センターにて,朝から夕方まで,充実したカリキュラムがみっっっちり詰まった濃厚な2日間でした。

自動車の構造,修理技法,見積技法。衝突などについての基礎知識を習得することを目的としているものでしたが,座学だけではなく,まずは教室で基本的なところを学び,その後実際に見てみよう!という流れで進められる,非常にわかりやすいものでした。

本物の自動車を前にして,構造を「目で見て」理解することができました。

そして,実際に目の前で自動車を自動車に衝突させます。

追突する瞬間を撮影しようとしたものの,追突の直前になってしまった写真

脇見運転など前方不注視で前の車に突っ込む。大きな衝撃音がして,辺り一面にエアバッグの粉が舞い上がりました。

日本全国,今この瞬間も複数発生しているであろう,ありふれた交通事故かもしれません。ですが,ぶつけた方もぶつけられた方も,ものすごい恐怖を受けただろうと思います。ぶつけられた車に乗っている人も,おそらく怪我をしたでしょう。何が起きたかわからず,パニックになったかもしれません。事故の恐怖を改めて実感しました。

続いて,実際に今目の前でぶつかった車の修理を見せてもらいました。どこがどう変化しているのか。交換する必要があるのか。引っ張って直すのか。どう引っ張るのか。叩くのか。どう叩くのか。溶接か。どう溶接すればいいのかなど,修理を実際に見るのは初めてだったので,非常に勉強になりました。

その後は,塗装です。調色は済ませていただいていましたが,他の部分と全く見分けがつかないように塗装する「プロの技」を見ることができました。

最後に,卒業試験ではないですが,実際に凹んだり傷ついている車を見て,何と,どう接触したのか推理する時間がありました。私もいろいろ考えて「電柱・・・ではないな。鉄柱か!でもちょっと凹みがずれてるんだよなぁ・・・」などと推理したのですが,実際はセダン型自動車の後部トランク部分の角との接触だったという引っかけ(?)問題に見事に引っかかってしまいました。

今回学んだことは,アジャスターや修理業者の方々にとっては基本中の基本の事項であり,初歩の初歩だったと思います。ですが,実際に見積書や写真,そして診断書,鑑定書など,書面中心なのが弁護士ですので,今回,いろいろと実際に「見た」「感じた」経験が,「想像力」となって,案件を進めるにあたり,随所で深みを持たせられるのではないかと思います。

今回は日弁連を介しての参加だったので,自費(数万円)を払っての参加でしたが,非常に濃厚なカリキュラムとホスピタリティ溢れるスタッフの皆様のおかげもあり,十分元は取れた,大満足の研修でした。

なお,台風15号の影響で,現在も千葉県は大変なことになっています。私は台風被害からおよそ10日後,幕張のホテルに宿泊したのですが,幕張は電気も通っており,特段被害を感じることはありませんでした。しかし,入ったコンビニに陳列されている商品の少なさを見て,被害を実感しました。千葉県をはじめとする被災された地域の皆様が,一日も早く日常を取り戻されることを祈念申し上げます。

「離婚弁護士」?

よく,群馬県内の他の弁護士や依頼者さんから「離婚弁護士ですね」と言われます。

確かに,統計を取ったわけではないですが,離婚の取扱件数は他に比べてかなり多いと思います(主観的なものですが,回りからも言われるので,多分そう間違ったものではないかな,と。)。

「男性側・女性側どちらが多いですか?」と聞かれますが,同じくらい,もしかしたら女性側の方がちょっと多いかな,という感じです。

このブログでも,過去に「離婚にともなう法律問題」というタイトルで,親権・養育費・面会交流・年金分割・慰謝料・財産分与について基本的な部分を書いています。

不貞・不倫問題についても「不貞行為の慰謝料と時効」というタイトルで記事を書いています(ここは最高裁判決が出たので追記したいところですが時間が取れず・・・)。

離婚は交渉→調停→訴訟となるのが一般的ですが,この「調停」というのがなかなかどうして・・・。

今日はちょっと高崎の調停事情などについてつらつら述べたいと思います。

当事務所は,基本的に,高崎・前橋・太田・桐生・沼田・熊谷・さいたま・佐久・上田といった群馬県内やその周辺を中心に,様々な地域の離婚を取り扱っています。

調停は相手方の住所地の裁判所に起こすのが基本なので,日本国内北から南まで,調停を行っています(高崎で同居していたが,別居して地元に戻ったという配偶者に調停を起こす場合,基本的には,その地元の裁判所に申し立てることになります。)。

遠い裁判所の調停では,依頼者さんと一緒に当事務所の相談室で,電話会議システムを使って調停に参加しています。電話会議の調停は,なまじ片道30分とか時間をかけて行く必要もないので,とても便利です。

そうはいっても,行かなければならない高崎・前橋の案件が圧倒的に多いのですが,高崎の裁判所は,調停を実施する日が月曜・火曜・木曜のみです。しかも,月曜担当,火曜担当,木曜担当の裁判官がそれぞれいて,一つの調停は一人の裁判官が担当するので,曜日を変更することができません。つまり,「今回は火曜だけど,次回は木曜日で」という扱いができないのです。

高崎の調停は,基本的に午前10時から12時までと,午後1時15分から午後3時頃までの2部にわかれています(月曜日は祝日が多い関係で,3時の部というのもあるようです。)。つまり,高崎の調停の枠は週6(or7)枠しかないのです。

何が言いたいかというと,独立開業以来,ありがたいことに離婚の依頼が非常に多かったので,高崎の調停が週3~5件(6or7枠のうち3~5枠が埋まってしまう)という状態が長く続いてしまい,日中私が事務所にいられない,仕事がどんどん溜まっていってしまうという悪循環が続いてしまいました。

依頼者さんたちも「いつ電話しても弁護士がいない・・・」と内心ご不安になられていたと思います(サボっているわけではなく,裁判や調停に行っているということもご承知いただいているとはいえ,やはりすぐに相談したいのに,弁護士と連絡が取れないというのは不安ですよね)。

これでは依頼者さんたちに迷惑がかかってしまうということで,一度,新規のご依頼を控えるとともに,事務所体制の整備を行いました。

西村弁護士という非常に頼もしい弁護士も入ってくださいました(もはやなくてはならない,極めて重要な戦力です)。

そして,連絡方法についても,今では,依頼者さんたちとは,電話やメールといった従来の連絡方法のほか,LINEでのやりとりができるようになり,これが非常に好評です。

新規のご相談・ご依頼も再開しておりますので,お困りの方はご相談ください。

「初回30分無料」などの無料相談は基本的に実施していませんが(特に離婚問題などは,30分では消化不良です),じっくりお話をお伺いできる相談時間を確保してお待ちしております。