関弁連の研修を行います
今年度,関弁連(関東弁護士会連合会)の新型コロナウイルス感染症統括支援本部(災害対策本部)の事務局次長を拝命している弁護士の舘山史明です。
関弁連の災害対策本部や災害対策委員会は,フットワーク軽く,様々な管内弁護士向けの研修を行ってきました。
今回も,差別や誹謗中傷問題について研修をしたいという企画を練っておりました。
しかし,あまりにも素晴らしいものができあがりそうなので,これは弁護士限定ではあまりにももったいない,全国の市民の方々に是非とも公開しようという意見が大勢を占めました。
・コロナによる差別・誹謗中傷・情報公開に関心のある市民の方・感染者の情報をどこまで公開していいのかいつも悩んでいる企業・団体・行政(首長,職員,議員の皆さん)の方
・そしてもちろん,全国津々浦々全ての弁護士の方々
に向けた「緊急市民講座@オンライン コロナ禍で起こっている人権問題」(ZOOMとyoutube)を9/17と9/18午後6時から7時まで,開催します。参加無料です。
コロナに関連する誹謗中傷問題は深刻です
1日目の講師は津久井進弁護士!
大規模災害であるコロナ禍の問題は本当にたくさんありますが,日本赤十字社の動画「ウイルスの次にやってくるもの」にもあるとおり,その中でも「差別・誹謗中傷問題」は根源的なものです。
・感染者の落ち度を指摘するネットへの投稿。
・感染者を出した企業やお店などを責め立てる投稿や貼り紙。
・感染者のプライバシー情報(ときには,自殺したとか転校を余儀なくされたといった根拠のない噂も)のSNSやグループLINEなどでのまん延。
・医療従事者の子どもの通園・通学拒否
・緊急事態宣言前,パニックになった方々が,子どもを学校や幼稚園・保育園に通わせる親を非難するというのもありました。
1日目は,これらの問題を,「日本で一番災害法制に詳しい弁護士」である津久井進弁護士(兵庫県弁護士会・日本弁護士連合会災害復興支援委員会委員長)により解説していただきます。
2日目の講師は永野海弁護士!!
そして,とにかく何が何でも行政や企業には「徹底した情報公開」が求められる世の中ですが,感染者の情報をどこまで出すべきか。出してはならないのか。
「差別・誹謗中傷を誘発しない,過不足のない適正な情報公開」とは何なのか。
2日目は,コロナ禍の差別問題,情報公開問題に詳しい,災害弁護しきってのアイデアマン・永野海弁護士(静岡県弁護士会・日本弁護士連合会災害復興支援委員会副委員長)に説明していただきます。
ZOOM・youtubeでの配信なので,全世界どこからでも参加可能です。事前申込みも不要です。是非,ご参加ください!!
URL等はこちらです
○第1回
日 時:9月17日(木)18時から19時まで
テーマ:「コロナ禍における差別問題」
講 師:津久井進弁護士(兵庫県弁護士会)
ZoomウェビナーURL:https://zoom.us/j/95599989154 (ウェビナーID:955 9998 9154) ※9月18日と共通です。
YouTube視聴URL:https://youtu.be/i0iUU8Rk3FQ
○第2回
日 時:9月18日(金)18時から19時まで
テーマ:「コロナ禍における誹謗中傷を防ぐ感染者情報公開のあり方」
講 師: 永野海弁護士(静岡県弁護士会)
ZoomウェビナーURL:https://zoom.us/j/95599989154 (ウェビナーID:955 9998 9154)※9月17日と共通です。
YouTube視聴URL:https://youtu.be/86mjB4inCxY